リカバリー recovery
バレエ/ダンサーの怪我や痛み
ダンサーの怪我や故障には、睡眠不足やウォーミングアップの不足などコンディショニングの問題、レッスンスタジオのフロアの硬さや、室温といった環境的な問題、様々な要因が重なっておきますが、なかでも2大原因と考えられるのは、「レッスンのやり過ぎ(オーバー・ユース)」そして「間違ったからだの使い方」によるものです。
Over Use オーバー・ユース
公演や発表会、コンクールに向けて練習量が増えてしまった結果、からだがついていけず、怪我につながってしまうケースが多くみられます。
また、使い過ぎによって徐々に特定の部位にダメージが残ってしまい、さらに繰り返し患部に負担がかかることで痛みが出てくることも。
初めのうちは、ウォームアップの時や、レッスン後に「なんとなく痛いなぁ」程度だったのが、放って置くとレッスン中にも痛むようになり、さらにひどくなると、日常生活でも痛むようになります。
筋肉や腱の断裂、疲労骨折など深刻な怪我を負ってしまうと、長期間に渡りレッスンを休まなくてはいけなくなってしまうばかりか、その後のパフォーマンスにも悪影響を及ぼしてしまう事もあります。
痛みを感じたら、できるだけすぐに対処することが大切です。
まずは、「RICEの処置」を!RICEとは、
Rest(安静)
Icing(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)*1
の頭文字を取ったもの。軽度であればこれだけで改善します。 この“痛みが軽度の段階”でご来院いただき、メンテナンスをすることで、深刻なダメージに発展せずに気持ちよくパフォーマンスを続けることが可能です。
*1:患部を心臓より高く挙上すること
・どのような症状でお悩みでしたか?
: 初めて来た時は左足の股関節の痛みで訪ねました。右と左のカラダのバランスが確実に違くなっているのを感じて、 バレエダンサーの友人に紹介していただきました。その後はアキレス腱の痛みなど、さまざまな痛み(カラダのバランスからくる歪みからの痛み)のときには野津先生に相談させていただいています。
最近は足首の捻れが気になり野津先生に診ていただき、テーピングの仕方なども教えていただいて、大変助かります。
・施術を受けてお身体はどのように変化しましたか?
次の日の稽古では身体のバランスが良くなっている感じがし、全体的なバランスが良くなっていると思いました。無理にまっすぐに体を直そうとしなくても
素直にまっすぐに立てているような気がしました。
・当院の「ここがいいな」と思うところがあればお聞かせ下さい。
院長の野津先生がどんな悩みでも親身に聞いてくださり、優しくアドバイスしてくださります。痛みがあるときはテーピングの仕方なども教えてくださり、とても心強いです。
・同じようなお悩みをお持ちの方へメッセージがあればお聞かせ下さい。
どんなささいな事でも、心配な事や身体の不明点、 使い方の悩みなどでも相談してみると、きっと良いアドバイスをしてくださると思うので、是非行ってみて欲しいと思います。しっかり根本的な原因を知りたい方などは
とてもオススメの治療院です。
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
S.K 様(東京都三鷹市)32才
職業:フリーバレエダンサー
Tqnic Miss テクニック・ミス
からだの使い方としては、まず基本姿勢や重心のとり方、基本テクニックが正しくできていないことがあげられます。
これは、教わった通りにからだを使っておらず、自分なりの解釈で動いてしまっているという場合もありますが、
解剖学的(骨格的)に無理がある。
筋力の弱さや柔軟性の不足で正しい動きができない。
からだに歪みがある。
筋肉の付き方がアンバランス。
といったことが原因となっている場合が多々あります。
こうした場合、無理にからだを使っていくことで少しずつ負担がかかり、痛みや故障につながってしまいます。
バレエの場合、基本姿勢といわれているターンアウトがありますが、無理なターンアウト(膝や足首の関節をひねって開いているように見せる)をすることで色々な箇所にトラブルが生じます。
プリエからはじまりタンデュ、バットマン、アラベスク・・・
バレエは、解剖学的にも考え抜かれた動きによって完成された身体表現です。
だからこそ間違ったからだの使い方は故障につながりやすくもあるのです。
自分のからだの特徴を理解し、正しいからだの使い方を知って、故障のない日々を送りたいですね。
その他のダンスの場合も、基本的なからだの使い方の間違いによって怪我や故障がおこりますが、それとは別に“振り付けによる故障”も多く見られます。
よりエモーショナルな、より斬新な表現を追求していった結果、からだに相当な無理がかかる振り付けになってしまう。
踊っているダンサーは、スキルを超えた振りにからだがもたず、一発で故障につながってしまうこともありえます。
きつい振りで踊るときには、セルフケアをきちんとし疲れを溜めず、飲み過ぎや食べ過ぎ、睡眠不足に気を付けベストなコンディションでスタジオに入ってください。
レッスン前には十分なウォームアップを行ってから踊りましょう!
万が一痛めてしまったら、痛みを抱えたまま踊り続けず、ぜひ当院へいらしてください。
ノヅ・カイロ・クリニックの
「ダンサーズ・ボディ・ケア・コース」は
①問診・検査 怪我や痛みの原因、症状をお伺いした後、各種検査によって施術方針を確定します。
②施術 痛みにより緊張している筋肉をほぐし、干渉波や超音波を使い炎症をおさえます。
怪我や痛みの要因となっている骨格・骨盤・関節のゆがみを矯正しバランスを整えます。
症状によっては、施術効果の持続・早期復帰のためテーピングを行います。
③アフターケア 再開時のレッスンのやり方をはじめ、早期改善や再発予防、パフォーマンスアップのためのセルフケア、ストレッチ、エクササイズをお伝えします。
ダンサーズ・ボディ・ケア・コース
初診料:2,000円(税込) 施術料:6,500円(税込)
“レッスンやリハ中に怪我をしてしまった。”
“関節や筋肉・靭帯に(慢性or急性)の痛みがある”という方はお早めにご相談下さい。
怪我・故障に対する当院の考え方
ダンサーは、怪我や故障で痛みがあっても
「レッスンを休むのはイヤだ!」
と思っていますよね。
当院に来院されているほとんどのダンサーの方々も、「休みたくない」とおっしゃっています。
ノヅ・カイロ・クリニックでは、できる限り
“休まずに治していく”
というスタンスをとっています。
まったくレッスンを行わないことで、筋肉が硬くなり、血流が悪くなることで回復が遅くなってしまう場合もありますし、ストレッチ不足から可動域が減り復帰に苦労するということもあります。
実際にバーレッスンはリハビリにもなり、早期復帰につながるので有効なレッスンと言えるでしょう。
しかしもちろん、症状によっては安静にしていなければならない場合もありますし、やみくもにレッスンしてしまうことで症状が悪化し慢性痛になってしまうケースもあります。
「どの程度なら動かしてよいか」を見極め、段階的にレッスンしていくことが重要なポイントになるのです。
当院では、施術経過をみながら「どの程度のレッスンが可能か」というアドバイスも行っています。
またレッスンをペースダウンしているときの栄養・食事の指導もいたします。
仮に「一週間はレッスンをお休みしてください」と言われてもがっかりしないでください。
クラスレッスンを受けられないようなときにも、上達のためにやるべき大切な事はたくさんあります。
クラスレッスンだけがレッスンではありません。
患部を使わずに出来る体幹トレーニングであったり、引き上げに必要な筋肉のトレーニング、足底筋の強化、柔軟性をあげるストレッチを行うなどなど。
からだを使うのが無理なときには、ダンサーに必要な表現力をみがくため、鏡に向かい「目線の配り方」「表情の作り方」を練習するのもいいですね。
怪我や故障に対してポジティブに向き合い、一緒に早期復帰をめざしましょう!
ダンスをやっているお子さんのお父さんお母さんへ
お子さんにいくら「レッスン休んだほうがいいんじゃない?」と諭しても、言うことを聞いてくれないことが多くご心配ではないでしょうか?
そんなときでも、ダンス専門の治療家の言うことであれば、わりと話を聞いてくれることが多いです。
レッスンを続け、怪我や故障が悪化する前に、お子さんとご一緒にご来院下さい。
・どのような症状でお悩みでしたか?:肉離れをくり返したために左ハムストリングスが硬くなってしまい、痛みと強い張り感が2年余りも取れませんでした。
当初は一般的な整形外科と整骨院に毎日のように通っていましたが、何処もみんな「脚を使わないで休ませれば治ります」と。
それは十分承知していることですが、舞台活動と教えることが仕事ですので脚を使わない訳にはいかず途方に暮れていたとき偶然見つけたのが野津先生のサイトでした。
思い切って受診し、先生のあまりに的確な診断と施術にただただ驚いたのを今でもよく覚えています。
・施術を受けてお身体はどのように変化しましたか?:毎回患部である左ハムストリングスだけでなく、全身の筋肉をほぐすように施術してくださるので全身が軽くなり、
股関節の詰まりもとれて動きやすくなりました。
受診してから一ヶ月ほどで左ハムストリングスも硬さがなくなり、以前のように踊れるまで回復しました。
・当院の「ここがいいな」と思うところがあればお聞かせ下さい。:施術後にバーやセラバンド等で筋肉の弱い部分の強化法や、ハードなレッスンの後の足のケア方法等を実践で教えてくださるので
とても助かっています。
・同じようなお悩みをお持ちの方へメッセージがあればお聞かせ下さい。:肉離れによる筋肉の張りはダンサーにとって舞台活動にかなり影響が大きいと思います。
癖にならないようにぜひ野津先生の施術を受けてみてください。
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
清水依子 様(東京都)
職業:現代舞踊家・コンテンポラリーダンサー
・どのような症状でお悩みでしたか?: 高校生のときに不注意で足首を捻挫してしまって、そのせいで他の筋肉の炎症などを起こしてしまい歩くのがやっとでした。腰も痛めたりとケガばかりしていました。
・施術を受けてお身体はどのように変化しましたか?:施術を受けた後は本当に身体がスムーズに動いてくれてとても楽になりました。 また、先生に教えて頂いたストレッチの仕方やクールダウンの仕方をきちんと行う事でレッスンの時にうまく身体を使えるようになってきて、自分の身体と向き合う事を心がけるようになりました。
・当院の「ここがいいな」と思うところがあればお聞かせ下さい。:アットホーム感があって、施術中もためになる話をたくさんしてくれたり、悩みを聞いてくれたりと、とても充実した時間を過ごせます。
・同じようなお悩みをお持ちの方へメッセージがあればお聞かせ下さい。:親身になって、その時の状況に合わせて施術をしてくださって、ダメなものはダメ、良いものは良いと、はっきり伝えて下さるので 私にとって何でも相談できる場所なのでケガなどで悩まれている方はぜひ1回行ってみてください!
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
泉水優香 様(千葉県) 20歳
部位別の痛みについて
- 股関節
- ・パッセ、プリエ、横のデヴェロッペをすると痛む。
・ロン・ドゥ・ジャンブで、前から横にいくときに痛む。
・スピリッツ(前後開脚)で後ろにしている側の股関節が痛む。
・歩くだけで痛い。
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- 足首
- ・捻挫してしまった。
・ルルヴェをすると、内くるぶしの下辺りが痛む。
・タンジュすると痛む。
・ポイントすると痛む
・アキレス腱が痛む。
・かかとが痛む。
・足首の前側に痛む。
・ジャンプするとかかとや足の裏が痛い。
・甲が痛い。
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- ハムストリングス&内転筋
- ・アラベスク・パンシェの時、軸足の裏ももが痛む。
・バットマンで上げた足が痛む。
・前屈すると痛む。
・開脚すると内ももが痛む。
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- 膝
- ・プリエすると痛む。
・ジャンプの着地の時が痛い。
・脚を伸ばすと膝の内側が痛む。
・階段の上り下りで痛む。
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- 下肢
- ・ふくらはぎが痛む。
・すねの内側が痛む。
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- 背~腰
- ・カンブレで反ると痛む。
・アラベスクで痛む。
・前にかがむと痛む。
・リストをされた後から、肋骨が痛い。
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- 肩・首
- ・アン・オーをすると痛む。
・ピルエットで首をつけようとすると痛む。